年末年始の間に、Udemy講座の受講生が1000人を突破しました。

まずは、正直な気持ちを言わせてください。
とてもうれしいです!!!!!
遡ること約3年前。
Udemy講師として活動を始めた頃は、私の講座が皆さまに選んでいただけるのか、不安でいっぱい。
それが今、1000人の方に受講していただけたという数字になって返ってきたことは、ありがたくて、ありがたくて……。
この記事では、受講生1000人に講座が届くまでの道のりや、その途中で考えていたことを、ひとつの節目の記録としてまとめました。
あらためまして、これまで講座を受講してくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。
🚶♀️ 1000人に届くまでの道のり
🌱 初講座「労働基準監督署の調査」制作、立ちはだかる大きな壁
Udemy講師として活動を始めた当初、正直に言って、自分が「Udemy講師として成立する姿」は、まったく想像できていませんでした。
Udemyには、すでにたくさんの人気講師がいて、実績やレビュー数を見れば見るほど、
「自分はこうはなれないだろうな」
と、陰キャな私は最初からどこかで決めつけていたように思います。
それでも講座を作ろうと思えたのは、Udemyというプラットフォームの、講座制作の圧倒的なハードルの低さでした。
講座を公開すること自体にお金はかからず、販売や配信の仕組みは、すでにすべて用意されている。
あとは、「やるか、やらないか」だけ。
やって損失はないのだから、やるしかない!
この、Udemyの仕組みのすごさには、今でも驚かされます。
最初に制作したのは、「労働基準監督署の調査」に関する講座でした。
このテーマを選んだ理由は、自分の手持ちのネタの中で、最も興味を持ってもらえそうだったから。
▼このときに制作した、最初のUdemy講座はこちら
とにかく、見よう見まねで講座制作に取りかかったのはいいものの、完成までにかかった期間は、なんと約4か月。
当時は外部の仕事もしておらず、この講座の制作だけに向き合っていましたが、やっぱり、何でも「はじめて」は時間がかかりますね。
Udemyというプラットフォームはあったものの、制作の過程では、かなりの“生みの苦しみ”がありました。
それでも、「講座の完成」というゴールが見えていた時期は、まだよかったのだと思います。
本当にキツかったのは、そのあと。
講座公開後の数か月間。
売れるのは、月に1件程度。
「やっぱり自分には無理だったのか」
「潔くUdemy講師を辞めて、別のことを考えるべきなのか」
そんな迷いが頭の中を占めながら、毎日、更新されない収益レポートを眺める日々が続きました。
この“最初の壁”の時期は、どうしたらよいかわからず、出口の見えない真っ暗なトンネルの中をさまよっているような感覚でした。
💭 思い入れはあるけど、売れなかった講座
最初の「労働基準監督署の調査」に関する講座が思うように売れない中、次に制作したのは、「医師の宿日直許可」に関する講座でした。
実は、このテーマには、かなり思い入れがありました。
私が労働基準監督官として働いていた最後の一年間、当時配属されていた労働基準監督署において、医師の宿日直許可業務を統括する立場として、この制度と毎日のように向き合っていたからです。
医師の働き方改革を控え、これまでほとんどなかった医師の宿日直許可の申請が、なだれのように一気に押し寄せました。
前例の少ない中で判断を求められ、「私だってわかんないよ(涙)」と半泣きになりながら、調べては答え、関係者と調整する日々。正直に言って、かなりの激務でした。
それだけに、「私は労働基準監督官の中でも、医師の宿日直許可に精通しているハズ!」という自負があり、鼻息荒くこの講座を制作したのです。
……が、結果はというと、全然売れませんでした(涙)。
自分の思い入れの強さと世の中のニーズは、必ずしも一致しない――そのことを、痛いほど実感しました。
もう、公務員じゃない。
商業的に講座を制作し、Udemy講師として活動する以上、
「国が伝えたいこと」
「自分が伝えたいこと」
だけではなく、誰が、どんなことで困っていて、自分は何ができるのかを意識する必要がある……。
講座づくりに対する自分の考え方を変えてくれたという意味で、この講座は、当初とは違う形で思い入れの強い講座となりました。
▼思い入れは強いけれど、なかなか売れない講座はこちら……
今も、一番売れてない講座なんですけどね(涙)。
🔔 転機|Udemy運営からの連絡
講座づくりに対する意識は変化し始めていたものの、いまだトンネルの出口が見えず、もがいていた頃、思いがけない連絡が届きました。
Udemyの運営の方から、「一度お話ししませんか?」というメールをいただいたのです。
正直、最初は迷惑メールだと思いました。
おそるおそる返信してみたところ……本物の運営の方でした(笑)。
後日、Zoomでお話しすることになりました。
そして偶然にもその日は、記念すべきUdemy講師デビューからちょうど1年の日でした(運命的!)。
私のような経歴(元・労働基準監督官)の講師は、どうやら珍しかったようで、それで声をかけてくださったみたいでした。
確かに、アンノーンくらいレアポケモン。
お話しする中で、私の経歴や講師活動への考え方、公開中の講座についてなど、いろいろな話をしました。
そして最後に、「次は、どんな講座を考えていますか?」と聞かれました。
その時点では、まだ輪郭がはっきりしていなかったものの、ぼんやりと頭の中にあった「労働者の解雇」というテーマについてお話ししました。
すると、先方がその場で検索をしながら、
「そのテーマ、今Udemyにはなさそうですね」
「ぜひ挑戦してみてください。期待しています!」
と声をかけてくださいました。
えっ。
運営の方に励ましてもらえた!
陰キャな私でも、めちゃくちゃテンションが上がりました。
そして翌日から、せっせと新講座の制作に取りかかったのでした。
🚀 「労働者の解雇」講座の制作と、Udemy Business採用
運営の方とのやりとりをきっかけに、私はすぐに「労働者の解雇」をテーマにした新しい講座の制作に取りかかりました。
このテーマは、労働基準監督官として現場で数えきれないほど向き合ってきた分野です。
約2か月後、無事に「労働者の解雇」の講座を公開。
次の目標として意識していたのは、Udemy Businessへの採用でした。
▼このときに制作した講座が、こちらです
Udemy Businessは、世界中の企業・自治体・教育機関で利用されている法人向けの研修プランで、採用される講座は、受講者評価や人気、コンテンツの質や実務での有用性など、いくつもの観点から選定されています。
他にもたくさんの講座がある中で選んでもらうためには、講師自身が講座の魅力を発信していくことが不可欠です。
運営の方からも、「講師がプロモーションすることはとても大事」とアドバイスをいただいていましたが……。
こちとら前職は取り締まり系の公務員。
PRなんて、やったことがあるわけがありません。
そのうえ、プライベートのSNSは見る専。
投稿などほとんどしたことがなく、ずぶずぶの素人です(汗)。
それでも、見よう見まねで、自分にできる限りのやり方で、精一杯PRに取り組みました。
すると、公開から約2か月後。
これまた突然、Udemyからお知らせメールが届きました。
「おめでとうございます! あなたのコースが、Udemy Businessコレクションに追加されました」
えっ???
思わず、画面を二度見する私。
「労働者の解雇」の講座がUdemy Businessに採用されてからは、受講生が一気に増え、それまでほとんど届かなかったコメント付きのレビューも、少しずつ増えていきました。
Udemy Businessの受講生の方は、学習意欲が高く、レビューの投稿にも積極的で、講師としては本当にありがたく、励みになりました。
受講していただけること。
レビューでコメントをいただけること。
そのひとつひとつが小躍りするほどうれしく、「あの時、Udemy講師を引退しなくてよかったなぁ」と、心から思ったのでした。
✨ 2つ目のUdemy Business採用、そして受講生1000人突破へ
「労働者の解雇」の講座がUdemy Businessに採用され、受講生やレビューが増えていく中で、もうひとつ、うれしい出来事がありました。
最初に制作した「労働基準監督署の調査」の講座も、Udemy Businessに採用されたのです。
2つの講座がUdemy Businessに採用されたことで、受講生の数は、着実に増えていきました。
そして、年末年始。
実家でこたつに入りながら、何気なくスマホを見ていたときのことです。
受講生数をお知らせするメールの画面に、思わず、目が釘付けになりました。
「次の目標も達成しました! 1000件の合計受講登録数」
画面の二度見、再び。
3桁から4桁へ。
「桁が変わる」というのは、やはり想像していた以上にインパクトがありますね。
この数字を見て強く感じたのは、「こんなにも多くの方に、講座を見てもらえたんだ」という、うれしさでした。
だって、当初は、月に1件受講してもらえたらいい方、0件の月もあったのですから。
受講生のみなさま、本当に、本当に、ありがとうございます。
📚 講座一覧|現在公開中のUdemy講座
現在、以下のUdemy講座を公開しています。
ご自身の関心に合いそうなものがあれば、のぞいてみていただけたらうれしいです。
■ 労働基準監督署の調査について
調査に来た労働基準監督官は、いったい何を見ているのか?
この講座では、元・労働基準監督官である講師が、
✅ 調査が入る理由
✅ 実際にチェックされる項目
✅ 事業者側の対応のポイント
について、実務経験をふまえて解説します。
「突然調査に来たらどうすればいい?」
「提出を求められる書類って?」
「是正勧告が出たらどう対応するの?」
そんな不安を抱える事業者・人事労務担当者の方に、具体的な事例を交えながら、必要な知識と備えをお届けします。
▼ 講座の詳細はこちら
※ Udemy Business採用講座
■ 労働者の解雇のルールと実務対応
「この対応、法的に大丈夫?」――判断に迷ったら要注意!
この講座では、労働基準法に基づく「解雇のルール」や「退職との違い」を、元・労働基準監督官の視点でわかりやすく解説します。
✅ 労働者の解雇・退職の種類にはどんなものがあるのか
✅ 解雇をするときに気をつけるべき法律上のルールとは
✅ 労働者を解雇する場合の流れとは
✅ 解雇する側・される側のデメリットとは
✅ 労働者の解雇でよく起こる5大トラブルとは
実務対応に必要な知識が、基礎からしっかり学べます。
▼ 講座の詳細はこちら
※ Udemy Business採用講座
■ 「解雇予告除外認定制度」について
やむを得ない事情がある場合に、例外的に通常の解雇手続きを経ずに対応できる制度があります。
この講座では、労働基準法第20条に基づく「解雇予告除外認定制度」について、その制度の仕組みや、申請から認定に至るまでの流れを、元・労働基準監督官の視点でわかりやすく解説します。
✅ 対象となる解雇理由や、認定のための具体的な基準
✅ 申請に必要な書類や添付資料、認定までの手順
✅ 認定された場合の効果、懲戒解雇との違い
制度の誤解や認定されない申請もあるため、正しい知識を持って適切に対応することが重要です。
▼ 講座の詳細はこちら
■ 職場の熱中症対策について【2025年6月法改正対応】
2025年6月から、職場の熱中症対策が「事業者の義務」になりました。
この講座では、建設・製造業などの現場担当者や職長、人事・総務部門の安全衛生担当者の方に向けて、法改正のポイントと、現場で実践すべき熱中症対策を、データと具体例を交えてわかりやすく解説します。
✅ 最新データで見る職場の熱中症リスクとその背景
✅ 義務化された熱中症対策の内容と、現場で求められる体制整備
✅ 明日からできる予防・早期発見・応急対応の実践ポイント
安全配慮義務を果たすだけでなく、「自分と仲間を守る力」 を育てる講座としてご活用ください。
▼ 講座の詳細はこちら
■ 医師の宿日直許可の取得と運用について
医師の働き方改革の「入口」とも言われる医師の宿日直許可について、申請から取得、運用に至るまでの実務対応を、元・労働基準監督官がわかりやすく解説します。
✅ なぜ宿日直許可が必要なのか
✅ 申請手続き、必要書類、実地調査への備え方
✅ 取得後の運用と勤務間インターバルとの関係性
現場でよくある疑問に答える「Q&A」つき!
医療機関の労務管理に自信が持てるようになる実践的な内容です。
▼ 講座の詳細はこちら
🎯 1000人に届いた今、次に目指すこと
受講生1000人という数字は、私にとって大きな節目です。
「私はUdemy講師です!」
と、ようやく胸を張って言えるようになったかもしれません。
(今までは、「一応……」と、おどおどしながら言っていたかも)
他にたくさんいらっしゃるUdemy講師の方々と比べれば、まだまだ未熟ですが、受講生のみなさまが私をUdemy講師にしてくださったのだと思っています。
講座の制作は、私にとってフルマラソンを走るぐらい多大なエネルギーが必要ですが、受講してくださる方がいらっしゃる限り、走り続けます!
元・労働基準監督官という経歴ならではの、現場感あふれる臨場感のある内容の講座を、これからもお届けしていきたいです。
外部セミナー、著書の制作、そしてエンタメ作品の制作など、いくつもの仕事を並行して進める中でも、Udemyの講座づくりは、これからもいちばん大切にしたい仕事です。
ペースとしては、1年に最低でも1講座は公開したい!
そして、次の区切りとして、まずはトータル10講座を目指していきたいと思っています。
作業はカタツムリ並みのスピードなので……(汗)
さくさくできず、自分のペースにはなりますが、これからも丁寧に「Udemy講座」という形にしていきたいと思っています。
🌸 おわりに|感謝
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
そして何より、これまで私のUdemy講座を受講してくださったみなさまに、心から感謝します。
ひとつひとつの受講、ひとつひとつのレビューやコメントが、講座づくりを続けていく大きな力になっています。
また、Udemy講座についてのnote記事を読んだりスキしてくださった方、SNSで投稿にいいね・リポストして応援してくださった方、陰ながら見守ってくださっていた方にも、この場を借りてお礼をお伝えします。
みなさまのそうした応援が、講座制作の長い長ーい道のりの中で、「もう少し頑張ってみよう」と前に進む原動力になっています。
そして、PRがうまくいかず心が折れそうなときに、「まさかエスパー!?」と思うほどのタイミングで声をかけ、背中を押してくださったUdemy運営の方々にも、心から感謝します。
受講生1000人という節目を大切にしつつ、これからも、自分のペースで、必要としている人にちゃんと届く講座を作り続けていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
※この記事はnoteで公開した内容を加筆修正したものです。





